私たち「ドクターネイル爪革命」は、店舗や出張サービスを通じて痛みのない魚の目ケアを行っております。介護施設と提携したサービスも提供しており、魚の目で悩む方々と毎日接しています。魚の目の再発を防止するための知識としてご活用ください。
目次
魚の目(うおのめ)とは
魚の目(ウオノメ)とは、足裏や指などにできる、硬い角質の塊(かたまり)のことです。
外部からの刺激によって角質が分厚くなっていき、皮膚の深いところに硬い芯(しん)を作ります。歩行などにより神経が圧迫され、強い痛みを感じるようになります。
なぜ魚の目は痛い?
角質が溜まって厚くなっていくと、皮膚の内側(真皮)に向かって角質が食い込んで、硬い角質の塊(魚の目の芯)ができます。この「魚の目の芯」が神経を圧迫するようになると痛みを感じます。
魚の目の「芯」とは何か
魚の目の芯は、簡単に言えば、皮膚の深いところにできた硬い角質の塊です。皮膚に繰り返し圧力がかかる場所にできます。魚の目が痛む原因となります。
魚の目ができる場所
足の裏や指に多く見られます。親ゆび・人差しゆび・中ゆびの付け根辺りにできる方がほどんどです。
ハイヒールなど窮屈な靴を履くことが多い方の場合、小指の外側、親指の外側、薬指の先に多く見られます。件数は多くありませんが、手の指にできることもあります。
なぜ”ウオノメ”と呼ばれる?
魚の眼球のような見た目から、俗にウオノメと呼ばれています。魚の目の正式名称は「鶏眼(けいがん)」です。ちなみに英語ではコーン[corn]と呼びます。中国語では「鸡眼」、韓国語で「티눈(ティヌン)」です。
魚の目とタコの違い
足裏に黄色っぽい角質のかたまりがあったら、それがタコなのか魚の目なのか、どのように区別するのでしょうか?実は、非常にシンプルです。
角質が皮膚の外側(表面)に向けて厚くなっていくのがタコです。押しても痛みはありません。一方、魚の目は角質の塊(かたまり)が皮膚の内側にできています。角質の塊が神経を刺激するので、押すと痛みがあります。
外部からの摩擦や刺激に対する身体の防御反応として皮膚が厚くなったものが『タコ』ですが、それを放置していると徐々に角質が皮膚の内側で硬くなります。角質が硬く芯のようになって、神経を刺激するようになったら『魚の目』です。
魚の目とタコに共通していることは、どちらも「不要な角質のかたまり」だという事です。
魚の目と間違えやすいイボ
魚の目だと思っていたら「実はイボだった」というケースがあるので注意しましょう。イボは人に感染してしまう可能性があり、高齢者や小さな子供にうつしてしまう事があります。
魚の目やタコは皮膚に摩擦や刺激が何度も加わるような場所にできますが、イボは違います。さほど刺激・摩擦がないような場所にもできます。特に「子どもの手・指先」に魚の目が出来たのかと思っていたら、実はウイルス性のイボであったというケースがよくあります。
イボにはいろいろな種類のものがありますが、ウイルス性のイボを削ったりすると、ほかの部位にも感染が広がってしまう可能性があります。自分で治そうとせずに、真っ先に皮膚科の医師に相談することをおすすめします。
なぜ魚の目ができるのか?(原因)
どんな人が魚の目になるの?
2016年4月に当社が実施した「日本人の足の爪切り事情と、足のトラブルについての調査」によると、30代以上の日本人の約40%が魚の目になった経験があるようです。
男女問わず魚の目はできますが、ハイヒールやサンダルでアスファルトの上を歩いたりする女性のほうが、足に余計な負担が大きいので魚の目ができる確率が高いです。魚の目やタコができる原因のほとんどは「足に合わない靴」です。
小さめの靴を履いていると、足が靴から圧力を受けます。靴幅が狭いと足指が両側から圧迫され、指と指の間で摩擦が起こります。こうした圧迫や摩擦が続くことによって、刺激から自分を守るために皮膚の角質が分厚くなり、タコやウオノメになります。
魚の目ができて痛くなるまでの過程は次の様になります。
- いつも同じ場所に圧力・摩擦・刺激が加えられている
- 防御反応から皮膚の角質が厚くなる
- 角質が皮膚の深部(内側)に向かって厚くなってゆく
- 角質の硬い塊(芯)ができて、神経を圧迫して痛む
大きめの靴なら足に負担がかからないと思っている方がいるかもしれませんが、靴の中で足が動いてしまうことで摩擦が起こります。摩擦や刺激によってタコや魚の目ができると考えられます。
また、ハイヒールを履き続けていると重心が前に偏り、足裏のアーチがくずれてしまう「開張足」を引き起こすことがあります。足裏の衝撃を分散吸収しにくくなる為、魚の目やタコができやすくなります。
魚の目ができる原因は人それぞれですが、刺激や摩擦などの直接的な要因と、角質が溜まりやすいなどの間接的な要因が考えられます。
(1)直接的な要因
- 足に合わないサイズの靴を履いている
- ハイヒールなどの先端の狭い靴を履き続けている
- 立っている時の姿勢が悪く、足にかかる体重が偏っている
- 痛みをかばって歩くなど、歩行時の加重バランスが崩れている
ウオノメができるのは、刺激に対する人の防御反応があるからです。繰り返し刺激を受ける場所は、皮膚の防御反応によって角質が厚くなっていきます。
(2)間接的な要因
- 足の冷え(冷え性)など、新陳代謝が悪い
- 血行不良から皮膚が硬くなって古い角質がたまりやすい
新陳代謝が良ければウオノメができる前に自然と不要な角質が剥がれていきますが、新陳代謝が悪い人は角質が溜まりやすく、ウオノメができやすいと言われています。
魚の目への対処方法
魚の目の芯は皮膚よりも深い部分にできるので、芯の部分をしっかりと削らないと完治しません。痛みの原因である芯が残っていると再発してしまいます。芯に対するケアをしっかり行い、数ヶ月かけて皮膚の再生を待つことが、跡を残さない適切な処置です。
※写真は魚の目(うおのめ)の芯を取り除いた後の画像
軽度・重度によって対処法は異なりますが、具体的には以下のような選択肢があります。
(1)市販薬を使って自分で治す方法
魚の目の薬が市販されており、液体タイプのほか、絆創膏(バンソウコウ)タイプのものがあります。スピール膏というシール(絆創膏のようなもの)を薬局で購入し、魚の目の部分に貼り付けます。貼りつけた部分の角質層をふやけさせ、白く柔らかい状態にして自分で削り取る方法です。
この対処方法は、角質をやわらかくする作用のあるサリチル酸を含む市販薬を使用し、角質層を2~3日かけて白くふやけさせた後に除去する方法で、魚の目の根の深さで効果が異なります。
貼ってから芯を取るまで2~3日の間絆創膏を貼り続けるなど、芯をふやけさせるまでの時間が必要です。軽度の魚の目の対処法として有効ですが、深い場所にある芯が残っているケースがあり、何度も魚の目が再発したり、悪化してしまうリスクがあります。
また、薬をあまり塗布しすぎると周りの健康な皮膚まで取り除いてしまうので十分な注意が必要です。これらの製品を利用する場合は、必ず取扱説明等を良く読んで、ご自身の状況に合っているのか確認をしてください。
ピンセット、カッター、カミソリ、はさみ、爪切りなどを使って、魚の目をえぐって取ろうとしてもは硬い芯は取りきれません。中途半端な方法で荒療治しても、部分的に表面を削っているだけで、結局は何度も魚の目が再発してしまいます。皮膚を傷つけてしまい、ばい菌で化膿することもありますので、不用意な刺激は与えないようにしましょう。
(2)病院やクリニックを受診する
魚の目が悪化している場合は、早めに専門医のいる病院で適切な指示を受けるようにしましょう。皮膚科では魚の目の根の深さや大きさを調べ、状態に合わせた対処が行われます。一部を例としてご紹介します。
- 液体窒素で皮膚を凍結・壊死させることによって魚の目を除去する「冷凍凝固療法」があります。期間をおいて複数回繰り返し通院しなければならず、デメリットとしては冷たいを通り越して刺すような痛みを伴います。
- 大きさと深さのあるウオノメに対しては、メスによる切除
- レーザーでウオノメの芯を焼く(保険適用外なので費用は高額になることがある)
特に、魚の目ではなくイボの可能性がある場合や、魚の目の周辺が腫れたり化膿してしまっている場合には、病院の皮膚科を受診して下さい。医師による対処が必要です。
病院やクリニックなどの医療機関では、魚の目ケア専門の機器を置いているところは稀なので、ドクターネイル爪革命をご紹介頂くケースもあります。(ドクターネイル爪革命から提携医療機関をご紹介することも可能です。)
(3)フットケアサロンの魚の目ケア
ドクターネイル爪革命にはフットケア専用機器があります。独自開発のマシンを使い、痛みなく快適な魚の目ケアを行います。大きさ、深さにもよりますが、約3~5分程度で魚の目の芯を削ることができます。
魚の目ケア動画
手順
- フットバスで足をキレイに洗い、角質を柔らかくする
- 硬く盛り上がった角質層を削っていく
- 魚の目の芯を専用機器で丁寧に削る
- 皮膚の表面を滑らかに整える
まずフットバスで足裏の皮膚を柔らかくしてから、フットケア専用機器を使って硬くなった角質層を削っていきます。この時、摩擦熱で痛みを感じることがないように、皮膚の表面に水を噴射して冷やしながら丁寧に削ります。周囲の皮膚を削りすぎることがないように、魚の目の芯1つ1つに慎重に対処します。
魚の目ケアをしてから皮膚が再生するまで
下の写真は、魚の目の芯をフットケア専用マシンで削り、3ヶ月後の皮膚の再生までの経過を記録した画像です。指先の皮膚の深くまで魚の目の芯がありましたが、不要な角質のみ綺麗に削られ、皮膚が再生して根治しています。
セルフケアの注意点
魚の目の芯は、はさみや爪切り、ピンセットなどを使って簡単に抜き取れるものではありません。セルフケアで芯を取ろうとして雑菌が入ってしまうことも考えられますので、無暗に刺激を与えないように注意してください。
魚の目かどうか分からない場合は、専門知識のあるフットケアサロンや病院の皮膚科で診察を受けて状態を見てもらいましょう。その上で、適した措置を選択することをお勧めします。
ビフォーアフター
ドクターネイル爪革命で行った魚の目ケアをご紹介します。魚の目の芯を削り取った後には、穴が開いたような見た目になります。穴の位置が魚の目の芯があった場所です。生活習慣でできてしまうタコや魚の目は、定期的なケアをすることで少しずつ浅く小さくなっていきます。
魚の目の予防法
予防は足の保護が大事
タコや魚の目が出来ないように予防するには、まず足の裏の保護が大事です。女性に多い魚の目は歩きすぎ・走り過ぎといった足の酷使や、靴が足に合っていないこと・靴のクッション性が悪いことが原因になって起こります。ですので、予防のために1番重要なのは、局所的に圧力のかかる状況を改善することです。
魚の目の予防策
- 足のサイズにフィットする靴を選んで履く(小さ過ぎず、大き過ぎない、ジャストな靴)
- ハイヒールやつま先の狭いパンプス・サンダルなど、足の前半分が圧迫される靴は避ける
- 底の薄い靴(ぺたんこ靴)は避ける
- 衝撃を和らげるインソール(やわらかい中敷き)を入れる
- 足が当たる部分に足用保護パッド(圧力を軽減するクッション)を貼る
- 歩き方、立ち方を改善し、両足にバランス良く体重をかける
- お風呂に入った時に足裏・足指をマッサージして血行を促進、老廃物の代謝を促す
女性が好んで履くハイヒールやサンダルは、足を綺麗に見せるための履物で、足をいたわる履物とは言い難いものです。アスファルトやコンクリートなどの硬いところを歩く時は、クッション性の高いスニーカーを履くなど靴の種類を変えるか、柔らかい中敷きを入れるておくなどの対策が予防に繋がります。
- 親身に相談にのってくれる靴屋を探す
- 必ず試し履きをする
- 自分の足の形と、靴の形が似ている靴を選ぶ
- 自分のつま先に合った形、高さにゆとりがあるかを確認する
- かかとのカーブが靴のカーブと一致しているか確認する
- 足のむくみに対応出来るようマジックテープやひも靴を選ぶ
普段から自分のサイズにあった、なるべく先の部分が尖っていない、ヒール部が低い靴を履くことを心がけましょう。
魚の目でお悩みの方へ
足に出来るタコ・魚の目は男女問わずの悩みです。足が不健康に見えてしまうだけでなく、痛みの元となってしまうため仕事もプライベートも楽しめなくなってしまいます。やっかいな事に、魚の目は痛みがないからといって放置していても治りません。
魚の目を自力で削ってしまおうとする人がいますが、自己流で行うのは大変危険で厳しいものです。真皮層にまで達している芯を取り除ききれないと歩行時の痛みは残ってしまう場合があるのと、下手に自己処理をすれば患部が拡大するなど、裏目に出てしまう恐れがあるからです。最近、「魚の目 自分で」とインターネットで検索する方が多いことからも注意が必要です。
「痛いのが苦手で・・・」という不安から魚の目の対処をしないまま、長らく放置してしまった人が沢山います。そのような悩みを抱えている方は、専用機器・設備のあるフットケアサロンへご相談ください。
悩みを解決するための相談窓口
魚の目は個々の症状に合わせた対処が大切です。足裏の角質の厚みが気になる方、違和感を感じつつ放置してしまっている方は、下記の相談窓口をご活用ください。
魚の目ケアのご案内
魚の目でお悩みの方は、全国約50拠点あるドクターネイル・爪革命の店舗へお気軽にご来店ください。施設等への出張サービスによるフットケアも行っています。
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