「電動爪やすり」で肥厚爪を削りたいのですが、おすすめはありますか?

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親の足の爪をみたら肥厚爪だったので「電動爪やすり」を購入して削ってあげようと思っています。おすすめはありますか?

私達が肥厚爪のケアをする時には、フットケア専用マシン(業務用の電動爪やすり)やニッパー等を使っています。インターネットで購入できる市販の「電動爪やすり」には様々な種類がありますが、使用するメリットとデメリットがあります。次のようにまとめたのでご参考ください。

「電動爪やすり」とは

電力で振動するヤスリです。爪に軽く当てるだけで簡単に長さや形を整えられます。爪が厚くなりやすい高齢者や、爪が小さい赤ちゃんの爪ケアをするときにも便利なアイテムです。「電動爪やすり」には回転式や往復式など様々なタイプがありますが、ここではその説明は割愛します。

使用するメリット

日頃から爪が厚くなることの予防ができる

肥厚爪の方が「電動爪やすり」を使う一番のメリットは、爪が分厚くならないように日頃からメンテナンスをすることで予防ができることです。

手軽にケアできる

爪磨きや甘皮処理といったネイルケアが手軽にできます。

爪切りで切るよりもなめらかな仕上がりになる

電動爪やすりは爪切りよりも怪我をする可能性が低く、爪の断面をなめらかに仕上げられます。

安全装置が付いている

爪に圧力をかけ過ぎると自動で停止するような、安全装置が付いているタイプもあります。

このように、「電動爪やすり」は爪先や表面を手軽に整えたり、日頃から爪のメンテナンスをすることで肥厚爪を予防することに役立つと思います。

デメリット

厚い爪を削り続けた場合、摩擦熱で痛くなる

肥厚爪は人によって爪の厚さや硬さが違います。分厚い爪のケアをする場合、長時間ヤスリをあてることになるため、摩擦熱が発生します。特に回転式で高性能なものほど、摩擦熱は高くなりやすいです。高熱になると「痛い」と感じることがあります。

爪の削りカスが周囲に飛び散る

電動爪やすりで爪を削ったときに粉塵(爪の削りカス)が周囲に飛び散ります。爪切りの爪の収納と違って、ヤスリで研磨した爪カスは粉のように細かく、空中に浮遊しやすいです。それを収拾するのは大変かもしれません。爪水虫の方の場合、白癬菌が飛んでしまうことがあり衛生上良くありません。

爪の粉を吸ってしまう

電動爪やすりで爪を削っているときに、粉塵を吸ってしまうことがあります。

削りすぎてしまう

爪には痛覚がないため、キレイに整えようとしているうちに削り過ぎてしまうことがあります。

周りの皮膚を傷つけてしまう

先端が尖ったアタッチメントや、目の粗いアタッチメントを使って爪を削っている時に、アタッチメントが皮膚に触れて傷つけてしまうことがあります。

厚みのムラがでてしまう

電動なので研磨する速度が速くなります。均等な厚さに削れているのか把握することは難しいため、爪の厚みにムラがでてしまうことがあります。

硬い爪の場合、削り切れない

厚くて硬い爪の場合、市販の「電動爪やすり」では削り切れず、圧力をかけると安全装置が作動して停止してしまうことがあるそうです。

表面しか削る事が出来ない

肥厚爪でも爪が突起するような厚さにまでなっていると、表面を削るだけでは時間がかかってしまうことがあります。肥厚爪全体の体積が大きい場合は、市販の電動爪やすりは不向きです。

このように、高齢者の肥厚爪は硬くて削り切れないことがあります。また、赤ちゃんの爪のように小さくて柔らかい爪の場合には、削り過ぎに注意が必要です。

特定の商品をおススメすることはできませんが、用途(予防・対処)や状況(爪の大きさ・厚さ・形・硬さ)にあったものを選ぶことをおすすめします。

「電動爪やすり」を選ぶポイントは「サイズ」「騒音性」「使いやすさ」などいろいろあるようなので、量販店のスタッフや比較サイトのレビューなども参考にしてみてください。

肥厚爪のケア(ドクターネイル爪革命の場合)

ドクターネイル爪革命では、水を噴射しながら爪を削れる『スプレー噴射式のフットケア専用のマシン』を使っています。摩擦熱で痛くなることも、爪カス(粉塵)が空気中に飛び散ることもありません。フットケアの資格を持つ専門家が爪を削ってくれます。熱さや痛みを感じることなく、一度で目に見える効果が得られるのが特徴です。

肥厚爪ケアのご案内

肥厚爪の症例画像3つ

この記事を書いた人
甲斐 充
甲斐 充
プロフィール

・ドクターネイル爪革命 本店勤務(店長)
・シックネイルケアセラピスト®有資格者
・(一社)国際コ・メディカルアンドヘルスケア協会理事

魚の目・巻き爪・肥厚爪など、足の悩みを抱えた方へのフットケアを行い、年間利用者数は約2,000件。再発防止のアドバイスに尽力。