魚の目をカッターで削っても大丈夫ですか?

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魚の目をカッターで削っても大丈夫ですか?
いいえ、自己処理は大変危険です。特に糖尿病をお持ちの方は絶対に避けてください。

魚の目(うおのめ)を自分でカッターなどを使って削る方もいらっしゃいますが、これは想像以上にリスクの高い行為です。

ドクターネイル爪革命 九州本店 本店長であり、看護師・シックネイルケアセラピストの石田麻美 講師も「出血や炎症が起きている場合は、絶対に自己判断で処置をせず、速やかに専門機関を受診してください」と警鐘を鳴らしています。

魚の目を自己処理するとどうなるの?

多くの方がインターネット等で以下のような方法を試そうとしますが、これは非常に危険です。

よくある自己処理方法(推奨しません)

  1. 足をお湯で温めて角質を柔らかくする
  2. カッターや削り器で魚の目の芯を削る
  3. 消毒・絆創膏で保護する

一見簡単に見える処置でも、以下のような重大なリスクがあります。

自己処理の主なリスク

リスク内容
出血魚の目の芯は深いため、削りすぎるとすぐに出血する恐れがあります。
感染症傷口から細菌が侵入し、蜂窩織炎や化膿性炎症を引き起こすことがあります。
悪化・再発芯が残ったままになると再発しやすく、角質がより硬くなることもあります。

糖尿病をお持ちの方へ ― 命に関わるリスクも

石田講師は、特に糖尿病の方の自己処理は絶対に避けるべきだと強く警告しています。糖尿病の方は、以下の理由により感染や重症化のリスクが非常に高くなります。

  • 神経障害:足の感覚が鈍くなり、出血や炎症に気づきにくい
  • 血流障害:傷の治癒が遅く、細菌が入りやすい
  • 免疫力の低下:細菌感染が進行しやすく、重症化リスクが高い

起こりうる重篤な疾患

疾患名内容
蜂窩織炎(ほうかしきえん)強い腫れと痛みを伴う皮膚の感染症。入院治療が必要な場合もあります。
潰瘍傷が慢性化し、皮膚が深く陥没してしまいます。
壊疽(えそ)組織が腐って黒くなり、敗血症や切断のリスクに直結します。
下肢切断感染が進行すると、足指や足自体の切断を余儀なくされるケースもあります。

石田麻美 講師の見解

「魚の目の自己処理によって、出血や炎症、感染症を引き起こす患者様を多く見てきました。カッターや市販のスピール膏などによる独自の処置は、傷を悪化させる原因になり得ます。特に糖尿病の方は、たった一つの傷から命に関わることもあるため、必ずフットケアの専門家や医療機関でのケアを受けてください。」

ドクターネイル爪革命 九州本店 本店長 石田麻美

ドクターネイル爪革命の安心ケア

当店では、石田講師をはじめとする専門スタッフが、衛生管理を徹底した環境下で、安全かつ痛みの少ないケアを提供しています。

  • 痛みを最小限に抑えるスプレー式マシンによる魚の目ケア
  • 芯までしっかり除去し、再発防止のアドバイスも実施
  • 看護師経験者・シックネイルケアセラピストによる施術
  • 糖尿病の方にも対応可能なフットケア体制

まとめ:自己処理はNG。専門家へご相談ください

魚の目は、自己処理よりも「専門的な判断と技術」で安全に取り除くことが何より大切です。
自己処理によるリスクを避け、足の健康を守るためにも、ぜひドクターネイル爪革命にご相談ください。

記事監修
石田麻美
石田麻美
(いしだあさみ)
プロフィール

・看護師/ドクターネイル爪革命 フットケア九州本店

・日本フットケア足病医学会 賛助会員

足の健康を守るために、正しい知識とやさしいケアを。 現場経験をもとに、安全で確実なフットケアを提供しています。

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