
- 魚の目をカッターで削っても大丈夫ですか?
- 場所によります。セルフケアで浅い角質を整える程度なら可能ですが、芯の部分を削るのは危険です。芯の処置は必ず専門家へ相談してください。特に糖尿病をお持ちの方は絶対に避けてください。
魚の目(うおのめ)を自分でカッターなどを使って削る方もいらっしゃいますが、これは想像以上にリスクの高い行為です。
ドクターネイル爪革命 九州本店 本店長であり、看護師・シックネイルケアセラピストの石田麻美 講師も「出血や炎症が起きている場合は、絶対に自己判断で処置をせず、速やかに専門機関を受診してください」と警鐘を鳴らしています。
コーンカッター(市販されている道具)とは?
ドラッグストアや通販サイトで販売されている「コーンカッター」とは、魚の目や角質の表面を削るための専用道具です。
刃先は小さく設計されており、厚くなった角質を少しずつ薄く削り取ることができます。
ただし、使用方法には注意が必要です。
- コーンカッターはあくまで表面の角質を整えるための道具
- 魚の目の「芯」を削るものではありません
- 力を入れすぎると皮膚を傷つけてしまい、出血や感染のリスクがあります
通常のカッターで削るのは危険
「文具用のカッター」や「工作用の刃物」を使って魚の目を削るのは大変危険です。一見すると簡単に芯を取り除けそうに思えますが、魚の目は皮膚の奥深くに食い込んでいることも多く、無理に削ると皮膚を傷つけたり、炎症・化膿を招く恐れがあります。
特に糖尿病や血流障害をお持ちの方は、小さな傷が大きなトラブルにつながる可能性が高いため絶対に避けるべきです。
魚の目の芯をセルフケアで削るリスク
魚の目の芯は「角質の根」ともいえる部分で、痛みの原因になっています。セルフケアでカッターを使って芯を削ると、以下のリスクがあります。
自己処理の主なリスク
リスク | 内容 |
---|---|
出血 | 魚の目の芯は深いため、削りすぎるとすぐに出血する恐れがあります。 |
感染症 | 清潔ではない刃物で削ることで傷口から細菌が侵入し、蜂窩織炎や化膿性炎症を引き起こすことがあります。 |
悪化・再発 | 芯が残ったままになると再発しやすく、角質がより硬くなることもあります。 |
多くの方がインターネット等で以下のような方法を試そうとしますが、これは非常に危険です。
よくある自己処理方法(推奨しません)
- 足をお湯で温めて角質を柔らかくする
- カッターや削り器で魚の目の芯を削る
- 消毒・絆創膏で保護する
一見簡単に見える処置でも、以下のような重大なリスクがあります。
糖尿病をお持ちの方へ ― 命に関わるリスクも
石田講師は、特に糖尿病の方の自己処理は絶対に避けるべきだと強く警告しています。糖尿病の方は、以下の理由により感染や重症化のリスクが非常に高くなります。
- 神経障害:足の感覚が鈍くなり、出血や炎症に気づきにくい
- 血流障害:傷の治癒が遅く、細菌が入りやすい
- 免疫力の低下:細菌感染が進行しやすく、重症化リスクが高い
起こりうる重篤な疾患
疾患名 | 内容 |
---|---|
蜂窩織炎(ほうかしきえん) | 強い腫れと痛みを伴う皮膚の感染症。入院治療が必要な場合もあります。 |
潰瘍 | 傷が慢性化し、皮膚が深く陥没してしまいます。 |
壊疽(えそ) | 組織が腐って黒くなり、敗血症や切断のリスクに直結します。 |
下肢切断 | 感染が進行すると、足指や足自体の切断を余儀なくされるケースもあります。 |
石田麻美 講師の見解
魚の目の自己処理によって、出血や炎症、感染症を引き起こす患者様を多く見てきました。カッターや市販のスピール膏などによる独自の処置は、傷を悪化させる原因になり得ます。特に糖尿病の方は、たった一つの傷から命に関わることもあるため、必ずフットケアの専門家や医療機関でのケアを受けてください。
ドクターネイル爪革命 九州本店 本店長 石田麻美
当店では、石田講師をはじめとする専門スタッフが、衛生管理を徹底した環境下で、安全かつ痛みの少ないケアを提供しています。
- 痛みを最小限に抑えるスプレー式マシンによる魚の目ケア
- 芯までしっかり除去し、再発防止のアドバイスも実施
- 看護師経験者・シックネイルケアセラピストによる施術
- 糖尿病の方にも対応可能なフットケア体制
まとめ:セルフケアは浅い角質のみ、芯は専門家へ
魚の目に悩んでいる方は、
- 表面の角質を整える程度なら市販のコーンカッターを慎重に使用
- 芯が見える部分や痛みが強い場合は絶対にカッターで削らず、フットケアサロンや医療機関に相談
ドクターネイル爪革命では、専門のフットケアセラピストが衛生管理のもとで安全にケアを行います。自己処理でリスクを負う前に、ぜひ一度ご相談ください。
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