魚の目の原因と対処・予防法

魚の目の事例3つの画像

魚の目の悩みを解決したいあなたに、現役のシックネイルケアセラピストが教える「魚の目の原因・対処・予防策」をご紹介します。魚の目の悩みから解放され、足元に自信が持てるよう、正しい知識と注意すべきポイントをお教えします。

魚の目(うおのめ)とは

魚の目とは、その名の通り魚の眼球に似ていて、通常は足の裏や手のひら、指と指の間にできるのが特徴です。皮膚の角質の一部が厚くなり、皮膚の深いところにまで進入して硬い芯を作ります。圧迫や歩行などに伴って激しい痛みを伴い、生活に差し支えることがあります。

なぜ魚の目は痛い?

魚の目で真皮の神経が圧迫される状態厚くなった角質がさらに溜まっていくと、皮膚の内側(真皮)に向かって角質が食い込んでいき、魚の目の芯ができます。その芯が神経を圧迫するようになってくると、痛みを感じます。

魚の目の「芯」とは?

魚の目の芯は、圧迫や摩擦によって角質が分厚くなっていき、皮膚の深いところまで円柱状に硬くなったものです。簡単に言えば、角質の塊です。この「芯」は角質柱と言ってかなり硬く、真皮(皮膚の一番下)に食い込みながら成長します。

「黒い芯」がみえる場合は、真皮からにじみ出た出血が固まって黒く見えている可能性があり、はさみや爪切り、ピンセットなどを使って簡単に除去できるものではありません。

セルフケアで芯を取ろうとして雑菌が入ってしまうことも考えられますので、うかつに刺激を与えないようにしましょう。

なぜ”ウオノメ”と呼ばれる?

魚の目の症例画像芯が魚の眼球のように見えるので俗にウオノメと呼ばれています。魚の目の正式名称は「鶏眼(けいがん)」と言います。ちなみに英語ではコーン[corn]と呼びます。中国語では「鸡眼」、韓国語で「티눈(ティヌン)」です。

魚の目とたこの違いは?

角質が皮膚の外側(表面)に向けて厚く硬くなっていくのがタコです。一方、角質が皮膚の内側(深層)に向けて厚く増殖していき、皮膚の深いところに硬い芯をつくり、神経を圧迫して痛みが伴うものを魚の目といいます。共通していることは、両方とも不要な角質のかたまりです。

魚の目と間違えやすいウイルス性イボ

皮膚の表面から小さく盛り上がったものが魚の目かタコだと思っていたら、実はイボであったというケースもあるので注意しましょう。イボは人に感染してしまう可能性があり、高齢者や小さな子供にうつしてしまう事があるからです。

魚の目やタコは、皮膚に摩擦や刺激が何度も加わるような場所にできますが、イボは違います。さほど刺激・摩擦がないような場所にもできます。特に子どもの手・指先に魚の目が出来たと思っていたら、実はウイルス性のイボであったというケースがよくあります。

イボにはいろいろな種類のものがありますが、ウイルス性のイボを削ったりすると、ほかの部位にも感染が広がってしまう可能性があります。自分で治そうとせずに、真っ先に皮膚科の医師に相談した方が悪化せずに済むでしょう。

魚の目はなぜできるのか?(原因)

では、魚の目ができる原因とは一体何でしょうか?
刺激や摩擦などの直接的な要因と、角質が溜まりやすいなどの間接的な要因が考えられます。

(1)直接的な要因

  • 足に合わないサイズの靴を履いている
  • ハイヒールなどの先端の狭い靴を履き続けている
  • 立っている時の姿勢が悪く、足にかかる体重が偏っている
  • 痛みをかばって歩くなど、歩行時の加重バランスが崩れている

(2)間接的な要因

  • 足の冷え(冷え性)など、新陳代謝が悪い
  • 血行不良から皮膚が硬くなって古い角質がたまりやすい

魚の目ができるのは、刺激に対する人の防御反応があるからです。
繰り返し刺激を受ける場所は、皮膚の防御反応によって角質が厚くなっていきます。厚くなった角質に外部から圧力が加わり続けると、角質が皮膚の内側に押し込まれていきます。やがて皮膚の内側に厚くなった角質の塊(魚の目の芯)ができてゆき、神経を圧迫するようになります。これが魚の目です。新陳代謝が良ければ魚の目ができる前に自然と不要な角質が剥がれることもありますが、角質が溜まりやすい人は魚の目になりやすいと言われています。

これらの要因から、魚の目ができて痛くなるまでの流れは次の様になります。

魚の目ができて痛むまで
  1. いつも同じ場所に圧力・摩擦・刺激が加えられている
  2. 防御反応から皮膚の角質が厚くなる
  3. 角質が皮膚の深部(内側)に向かって厚くなってゆく
  4. 角質の芯ができ、神経を圧迫して痛む(魚の目ができた)

どんな人が魚の目になるの?

2016年4月に当社が実施した「日本人の足の爪切り事情と、足のトラブルについての調査」によると、30代以上の日本人の約40%が魚の目になった経験があるようです。

男女問わず魚の目はできますが、ハイヒールやサンダルでアスファルトの上を歩いたりする女性のほうが、足に余計な負担が大きいので魚の目ができる確率が高いです。魚の目やタコができる原因のほとんどは「足に合わない靴」です。

小さめの靴をはいていると、足が靴に圧迫され続けます。靴幅がせまく、指が両側から圧迫されると、指と指の摩擦が起こります。こうした圧迫や摩擦の結果 、皮膚の表層面にある角質層が分厚く、硬くなって負担や刺激に対抗しようとするのです。ヒフは負担や刺激から自分を守るために固くなり、タコや魚の目になります。

大きめの靴なら足に負担がかからないと思っている方がいるかもしれませんが、靴の中で足が動いてしまい摩擦が起こります。摩擦や刺激はタコや魚の目ができる原因となります。

また、ハイヒールなどをはき続けることによって重心が前に偏り、足裏のアーチがくずれてしまう「開張足」を引き起こしていると、足裏の衝撃を分散吸収してくれなくなる為、魚の目やタコができやすくなります。

魚の目の対処方法

魚の目は、痛みの発生原因である芯が残っていると再発してしまいます。魚の目の芯は皮膚よりも深い部分(真皮層)にできるので、芯の部分をしっかりと削らないと完治しません。芯に対するケアをしっかり行い、数ヶ月かけて皮膚の再生を待つことが、跡を残さない適切な処置です。

魚の目(うおのめ)の芯を除去した後の画像

無暗にセルフケアで刺激を与えないように注意してください。魚の目かどうか分からない場合は、専門知識のあるフットケアサロンや病院の皮膚科で診察を受けて状態を見てもらいましょう。その上で、適した措置を選択することをお勧めします。軽度・重度によって対処法は異なりますが、具体的には以下のような選択肢があります。

(1)市販薬を使って自分で治す方法

自宅でできる魚の目治療薬が市販されており、液体タイプのほか、絆創膏(バンソウコウ)タイプのものがあります。一般的な治療薬であるスピール膏というシール(絆創膏のようなもの)を薬局で購入し、魚の目の部分に貼り付けます。貼りつけた部分の角質層をふやけさせ、白く柔らかい状態にして自分で削り取る方法です。

魚の目の芯がある皮膚をふやけさせるこの対処方法は、角質をやわらかくする作用のあるサリチル酸を含む市販薬を使用し、角質層を2~3日かけて白くふやけさせた後に除去する方法で、魚の目の根の深さで効果が異なります。

貼ってから芯を取るまで2~3日の間絆創膏を貼り続けるなど、芯をふやけさせるまでの時間が必要です。軽度の魚の目の対処法として有効ですが、深い場所にある芯が残っているケースがあり、何度も魚の目が再発したり、悪化してしまうリスクがあります。

また、薬をあまり塗布しすぎると周りの健康な皮膚まで取り除いてしまうので十分な注意が必要です。これらの製品を利用する場合は、必ず取扱説明等を良く読んで、ご自身の状況に合っているのか確認をしてください。

自宅での自己流の対処ではご注意ください

ピンセット、カッター、カミソリ、はさみ、爪切りなどを使って、魚の目をえぐって取ろうとしてもは硬い芯は取りきれません。中途半端な方法で荒療治しても、部分的に表面を削っているだけで、結局は何度も魚の目が再発してしまいます。皮膚を傷つけてしまい、ばい菌で化膿することもありますので、不用意な刺激は与えないようにしましょう。

(2)病院やクリニックで治療を受ける方法

魚の目が悪化している場合は、早めに専門医のいる病院で適切な指示を受けるようにしましょう。皮膚科では魚の目の根の深さや大きさを調べ、状態に合わせていくつかの治療法が行われます。一部を例としてご紹介します。

  • 液体窒素で皮膚を凍結・壊死させることによって魚の目を除去する「冷凍凝固療法」があります。期間をおいて複数回繰り返し通院しなければならず、デメリットとしては冷たいを通り越して刺すような痛みを伴います。
  • 大きさと深さのあるウオノメに対しては、メスによる切除(外科手術)
  • 芯を焼ききるレーザー治療(保険適用外なので治療費は高額になることがある)

特に、魚の目ではなくイボの可能性がある場合は、病院の皮膚科を受診して下さい。また、魚の目の周辺の皮膚が腫れてたり化膿してしまっている場合には、炎症に対する治療が最優先です。(ドクターネイル爪革命から提携医療機関をご紹介することも可能です。)

(3)フットケアサロンで施術する方法

フットケアサロンにはフットケア専用機器があります。ドクターネイル爪革命では独自のマシンを使い、痛くなく快適に魚の目のケアを行います。大きさ、深さにもよりますが、約3~5分程度で魚の目の芯を削ることができます。

魚の目ケア動画(プロの施術内容)

施術の手順

  1. フットバスで足をキレイに洗い、角質を柔らかくする
  2. 硬く盛り上がった角質層を削っていく
  3. 魚の目の芯を専用機器で丁寧に削る
  4. 皮膚の表面を滑らかに整える

まずフットバスで足裏の皮膚を柔らかくしてから、フットケア専用機器を使って硬くなった角質層を削っていきます。この時、摩擦熱で痛みを感じることがないように、皮膚の表面に水を噴射して冷やしながら丁寧な施術を行います。周囲の皮膚を削りすぎることがないよう、魚の目の芯を1つ1つ丁寧に削るケアをします。

魚の目ケアをしてから皮膚が再生するまで

下の写真は、魚の目の芯をフットケア専用マシンで削り、3ヶ月後の皮膚の再生までの経過を記録した画像です。指先の皮膚の深くまで魚の目の芯がありましたが、不要な角質のみ綺麗に削られ、皮膚が再生して根治しています。

「痛いのが苦手で・・・」という不安から魚の目の対処をしないまま、長らく放置してしまった人が沢山います。そのような悩みを抱えている方は、専用機器・設備のあるフットケアサロンへご相談ください。

魚の目の施術をしてから3ヶ月の経過写真

「治療」と「施術」の違い

皆さんも魚の目について「治療」や「施術」という言葉を見かけると思いますが、
この違いが何かわかりますか?実は、次のような違いがあります。

・治療=病態を改善する為に必要な医療行為
・施術=医師、歯科医師以外の有資格者が行う治療類似行為

「医療行為」は医者の免許を持ったものしかする事は出来ません。病院でやってもらうのは「治療」となります。よって「治療する」と言えるのは医療行為を行う資格を持つ事が前提となります。

一方、フットケアサロンで爪を切ったり削る行為は「病気を治している」とは言えません。医療行為ではないものの、爪ケア専門の機器と技術をもった有資格者が行うため「治療」ではなく「施術」と表記しています。
※詳しくは、2005年に厚生労働省から出された通知「医療行為ではないと考えられる行為」や、「グレーゾーン解消制度」の活用結果(経済産業省:2017年11月20日公表)で示されています。

例えば、「爪水虫」になっていたり、皮膚に「炎症・化膿」があるケースでは、医療行為としての「治療」が必要になります。その場合、医療機関での診察と治療をご案内致しますのでご安心ください。

施術例・ビフォーアフター

魚の目の芯を除去したビフォー・アフター写真

魚の目の予防法

予防は足の保護が大事

タコや魚の目が出来ないように予防するには、まず足の裏の保護が大事です。女性に多い魚の目は歩きすぎ・走り過ぎといった足の酷使や、靴が足に合っていないこと・靴のクッション性が悪いことが原因になって起こります。ですので、予防のために1番重要なのは、局所的に圧力のかかる状況を改善することです。

魚の目8つの予防策

  • 足のサイズにフィットする靴を選んで履く(小さ過ぎず、大き過ぎない、ジャストな靴)
  • ハイヒールやつま先の狭いパンプス・サンダルなど、足の前半分が圧迫される靴は避ける
  • 底の薄い靴(ぺたんこ靴)は避ける
  • 衝撃を和らげるインソール(やわらかい中敷き)を入れる
  • 足が当たる部分に足用保護パッド(圧力を軽減するクッション)を貼る
  • 歩き方、立ち方を改善し、両足にバランス良く体重をかける
  • 外反母趾を治療する
  • お風呂に入った時に足裏・足指をマッサージして血行を促進、老廃物の代謝を促す

女性が好んで履くハイヒールやサンダルは、足を綺麗に見せるための履物で、足をいたわる履物とは言い難いものです。アスファルトやコンクリートなどの硬いところを歩く時は、クッション性の高いスニーカーを履くなど靴の種類を変えるか、柔らかい中敷きを入れるておくなどの対策が予防に繋がります。

魚の目予防になる靴の選び方
  1. 親身に相談にのってくれる靴屋を探す
  2. 必ず試し履きをする
  3. 自分の足の形と、靴の形が似ている靴を選ぶ
  4. 自分のつま先に合った形、高さにゆとりがあるかを確認する
  5. かかとのカーブが靴のカーブと一致しているか確認する
  6. 足のむくみに対応出来るようマジックテープやひも靴を選ぶ

普段から自分のサイズにあった、なるべく先の部分が尖っていない、ヒール部が低い靴を履くことを心がけましょう。

魚の目でお悩みの方へ

足に出来るタコ・魚の目は男女問わずの悩みです。足が不健康に見えてしまうだけでなく、痛みの元となってしまうため仕事もプライベートも楽しめなくなってしまいます。やっかいな事に、魚の目は痛みがないからといって放置していても治りません。

魚の目を自力で削ってしまおうとする人がいますが、自己流で行うのは大変危険で厳しいものです。真皮層にまで達している芯を取り除ききれないと歩行時の痛みは残ってしまう場合があるのと、下手に自己処理をすれば患部が拡大するなど、裏目に出てしまう恐れがあるからです。最近、「魚の目 自己治療」とインターネットで検索する方が多いことからも注意が必要です。

悩みを解決するためのカスタマーサービス

魚の目は個々の症状に合わせた対処が大切です。足裏の角質の厚みが気になる方、違和感を感じつつ放置してしまっている方は、下記の相談窓口をご活用ください。

施術のご案内

魚の目の症例画像

この記事を書いた人
甲斐 充
甲斐 充
プロフィール

・ドクターネイル爪革命 本店勤務(店長)
・シックネイルケアセラピスト®有資格者
・(一社)国際コ・メディカルアンドヘルスケア協会理事

魚の目・巻き爪・肥厚爪など、足の悩みを抱えた方への施術を行い、年間施術数は約2,000件。再発防止のアドバイスにも尽力。

ご注意ください

※当サイトより得られる情報やサービスは、あくまで一般的な医学知識の情報を元に掲載しているものであり、 利用者の個別具体的な症状等を踏まえた診断を行うものではありません。利用者様の個別具体的な症状等については、必ず医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにしてください。
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